・芝生・

午後からバイト故、とりあえず午前中に出かけることに。

予約していたくるりのニュー・シングル『Superstar』を買う為。

時間が惜しいので自転車で思いっきり飛ばしたら、往復でたった１５分という最高記録を樹立。

まぁ、どーでもいいことは置いといて、とりあえずシングルのレビューを。



◆『Superstar』/くるり◆

?Superstar

?帰り道

?真昼の人魚



前作『BIRTHDAY』から、くるりとしては約６ヶ月ぶりのニューシングル。

その間にもSINGER SONGERの活動もあったり、精力的な動きを見せるくるりの新作はどう出るのか・・・。



?Superstar

一聴した感じは地味・・・。

THE WHOっぽいギターのイントロから壮大なバンドサウンドが展開するが、如何せんリフの繰り返しがしつこく感じる。

名曲「ロックンロール」を彷彿させるが、それより少し纏まったサウンドで、一般ウケしやすいと思うが、これは歌モノなのか・・・？

自分的にはメロディにキレが無いと感じた。

しかも５分という長さに加え、途中の間奏も長く、正直飽きる。

岸田独特の洋楽的曲の編集はこれまでほんっとに良かったのに、この曲に関してはちょっと不向きな感じも・・・。

盛り上げたのは良いが、けっこう呆気無く終わってしまうのも残念。

せっかく纏まりのあるカッコいいサウンドなのだから、もう少し・・・せめて３分くらいに縮めるともっと良くサラッと聴けたかもしれない。

何にせよ、シングル曲の中ではかなり地味な方へ位置するだろうね。

５段階評価で言うなら【２】。

あ、でも歌詞は素晴らしかった。あんな詞書ける人今の音楽界にいないと思う。

小沢健二の次に好きだね、岸田の歌詞。



?帰り道

重苦しいギターサウンドが印象な重圧ハード・ロック（笑）

こんな優しげなメロディにこんな轟音のような音を付けるのは面白い。

サウンドの面で言うならほぼ満点に近い。

１ｓｔ「さよならストレンジャー」の頃の匂いが漂う感じで、くるり独特のグルーブ感も出てる。

個人的な意見だが、この曲をシングルの表題にした方が良かったのではないか、と思った。

でも音が豪快な分、曲構成も豪快だな。

５段階評価で言うなら【４】。



?真昼の人魚

この曲はイイ！！

歌も上手く録れてるし、演奏もメロディも何もかも完成されてる。

何よりもフィドルの音が優雅な雰囲気を醸し出してる。

「ランチ」の進化版みたいな曲だと言えばいいのかな・・・？（笑）

とにかく個人的に岸田のこの世界観は大好きである。

日常を何となく縁取った歌詞世界や、想像させられるストーリー性・・・。

都会の景色を遠くのアパートの窓から眺めてる、そんな雰囲気が頭の中で作られてたね、自分は（笑）

５段階評価で言うなら【５】。

あぁ、でもきっとこの曲はアルバム未収録になるんだろうね・・・。





くるりは今後９月に鉄道のタイアップ・シングル『赤い電車』をリリースする。

さらに１０月にもシングル『Baby I Love You』をリリース。

そして１１月には１年８ヶ月ぶりにアルバムがリリースされる・・・。

凄いね、彼ら・・・怒涛のリリースラッシュだよ・・・。

せめてアルバム出してからツアーやってくれれば良かったのにな。

此処山形にも１０月に来るらしいから、絶対チケット手に入れてみせる・・・！！





BGM：Superstar/くるり